ゲームの概要
【タイトル】ASO(Armored Scrum Object)
【プラットフォーム】ファミコン(ファミリーコンピュータ)
【ジャンル】縦スクロールシューティング
【メーカー】SNK
【発売日】1986/9/3
プレイ動画
操作方法
↑↓←→ | 移動 |
Aボタン | 対空レーザー |
Bボタン | 対地ミサイル |
START | ポーズ |
SELECT | アーマーの選択 |
アイテム
ポイント(パネル)
EPが2増加(最大24) | |
スピードアップ(3段階) | |
スピードアップをキープ(ミスをしてもスピードが落ちない) | |
対空レーザー強化(3段階) | |
対地ミサイル強化(3段階) | |
地上のアイテムがオープンされる(約15秒間) | |
前方へワープ | |
後方へワープ | |
EPが4減少 | |
スピード・レーザー・ミサイルの強化段階が1つ下がり、キープ効果も失われる | |
自機の強化が全て失われる |
アーマー
OCTO | 8方向攻撃 | 1秒ごとにEPを2消費 |
HOMING | 対地ミサイルが誘導弾になる | 1発ごとにEPを2消費 |
FIRE | 炎で攻撃し、敵の弾も消すことが可能 | 1秒ごとにEPを3消費 |
SHIELD | バリアを張る | 敵や弾に当たるとEPを2消費 |
PARALYSER | 敵の動きを止める事が可能 | 1秒ごとにEPを3消費 |
CANON | 前方に強力なレーザー攻撃 | 1秒ごとにEPを1消費 |
NUCLEAR | 強力な核弾頭ミサイルを撃てる | 1発ごとにEPを4消費 |
THUNDER | 強力な全体攻撃 | 1発ごとにEPを8消費 |
ストーリー
自己思考・自己修復・自己補給能力を持つ生化学部品が生み出した謎の兵器群「メカノクレート」。
正体不明である彼らとの200年もの長きに渡る戦いを繰り広げていた未来世界の人類は、最終手段として過去の人類(プレイヤー)に救援を求めた。
その方法は『異なる次元間の接続を実現した通信システムを使い、専用マシン(ファミコン)と接続された自動戦闘艇SYDとの2点間通信による遠隔操作で戦闘を行う』というものである。侵略者である「メカノクレート」の正体を暴き、戦争終結と人類を滅亡の危機から救うため、全ての命運は君に託された。
ゲームのレビュー
『ASO(Armored Scrum Object)』は、1985年に日本のSNKから稼働されたアーケード用縦スクロールシューティングゲームをファミコンに移植したゲームソフトウェアです。日本以外の国では『Alpha Mission』というタイトルで稼働していました。
全12エリア構成ですが、6エリアを2周する形式です。ゲームの目的は、自機の戦闘艇「シド」を操作し、自己思考、自己修復、自己補給能力を持つ生化学部品によって造られた兵器「メカノクレート」を倒して人類を救出する事です。
日本版のタイトルである『ASO』とは、Armored Scrum Objectの略称です。これは自機シド(SYD)を指します。
『ASO』では、アーマーを切り替えることで、自機シドの性能が大きく変わります。アーマーは「OCTO」「SHIELD」「CANON」「HOMING」「PARALYSER」「NECLEAR」「FIRE」「THUNDER」の全8種類が存在し、ゲーム中にアイテムとして登場します。アーケード版では「ヘッド」「左ウィング」「右ウィング」の3つのパーツをそれぞれ同種で揃えることで1つのアーマーが完成しますが、ファミコン版ではパーツが分かれておらず、アーマーを一つ取るだけで使えるようになりました。
シューティングゲーム史上屈指の戦略性の高さが『ASO』の特徴です。場面に応じて装備を使い分けたり、取得するアイテムを調節したりと、単純なテクニックを超えた戦略性が求められます。8種類ものアーマーの使い分けによる自由度の高さから、やり込めばやり込むほど面白さがわかります。
このゲームの自機「シド」は、アーマーを装着することで性能が跳ね上がり、狙いを定めて一気に敵を殲滅する爽快感を得ることができます。特に、ボスをも一撃で葬り去る威力と、全画面に広がるド派手なエフェクトを持つサンダーアーマーは、『ASO』の象徴とも言えます。
良質なグラフィックやBGM、何より世界観よりもシステムの面白さと爽快感で勝負する潔い作風は多くのシューターに受け入れられました。
アーケード版『ASO』は、1998年にそれまで発売されていた日本のアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』で、『名作・秀作・天才的タイトル』と認定された「ザ・ベストゲーム」に選定されました。同書では、アーマーの種類を性質、機能別で選別する事に戦略性を立てる面白さがあると評価し、「ゲーム性はもちろん、グラフィック・サウンド・ボスをはじめとするキャラデザインも素晴らしい」と絶賛されました。
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