【ファミコン】DEJA Vu 悪夢は本当にやって来た【ケムコ】

【NES】 DEJA Vu 悪夢は本当にやって来たゲーム紹介

ゲーム『DEJA Vu悪夢は本当にやって来た』の概要

【タイトル】DEJA Vu悪夢は本当にやって来た
【プラットフォーム】ファミコン(ファミリーコンピュータ)
【ジャンル】アドベンチャーゲーム
【メーカー】ケムコ
【発売日】1988/11/22

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プレイ動画



ストーリー

ある日目が覚めると、男は見知らぬトイレの中に倒れていた。

彼は、激しい頭痛の中で記憶を辿るも、記憶がないことに気が付いた。自分が何者であるか、なぜそこにいるのか、彼のすべての記憶が失われていた。

どこなのかもわからないトイレの個室で目覚めて、一人で途方に暮れる中、彼はある殺人事件の濡れ衣を着せられようとしていた。

追跡の手を逃れ、自らの潔白を証明すべく、彼は奔走していく―。



ゲームのレビュー

『DEJA Vu』は、1988年にKEMCOから発売された、ファミコン向けアドベンチャーゲームです。

オリジナル版は、1985年にアメリカのICOM Simulations社がMacintosh向けに開発したアドベンチャーゲームシリーズ「MacVenture」の一作『Deja Vu: A Nightmare Comes True』です。

シリアスなシナリオが特徴で、手に汗を握る展開が続きます。記憶喪失の主人公が、様々な情報から自分の置かれた状況を理解し、濡れ衣を晴らす証拠を集めて反撃に転じるストーリーは、現代でも十分通用するサスペンスです。

事件の舞台は、1941年12月8日頃のアメリカ合衆国シカゴです。ちょうど、第二次世界大戦が始まった時期にあたり、ゲーム内に登場する新聞には、旧日本軍による真珠湾攻撃に関する記事が書かれています。

実際に起きた事件を元に作られたシナリオで、「危険な内容であるため、シカゴ当局からは販売数を抑制するよう要請された」とKEMCO社は宣伝しています。

古き良き、自由度の高いアドベンチャーゲームです。「移動」「調べる」「取る」「開く」など、アドベンチャーゲームとして基本的なコマンドが一通り用意され、攻略に関係ないものも含めて、画面内の様々なものを調べたり拾ったりすることができます。

MacVentureシリーズを通じて導入された、道具を自分自身に対して使用する「セルフ」のコマンドは今作から既に登場しています。例えばピストルを自分に向けて使うと、「疲れた」「楽になりたい」などと言って自殺し、ゲームオーバーとなってしまいます。

無闇に人を撃てば逮捕されますが、時には敢えてゲーム内で犯罪行為を行わなければならないこともあるのが面白いところです。

『DEJA Vu』をクリアするためには、失った記憶を取り戻すと同時に謎を解き、事件を解決しなくてはなりません。証拠が足りなかったり、自分に不利な証拠品を所持した状態では、エンディングを迎えることは出来ずゲームオーバーになってしまいます。

ゲームオーバーになっても直前から再開することができます。また、行動の自由度が高いわりに、ゲームがクリア不可能になる状況は存在せず、時間さえかければ必ず謎を解いてクリアできるように作られています。

最終的には、ピストルや薬品などの不利な証拠を下水道に流し、真犯人の証拠となるメモや書置きを持って警察署を訪れるとゲームクリアとなります。

発売当時の定価は9800円と、当時のファミコンソフトとしては異例の高額でしたが、その価値は十分にある名作です。

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